いよいよ来週末に迫ってまいりました!
パラボリカで2月、6月の2度に亘り開催された、マンディアルグの幻想文学をテーマにした
「海の百合」展が名古屋でより一層充実した内容で開催されます!
パラボリカでの「海の百合」展では、物語の主人公ヴァニーナをイメージしたドールを
(ドールカスタム)みつばち@BabyBeeさま × (人形衣装)Lhiannan:Sheeで、
「海の百合」の世界の架空の生き物たちをイメージしたぬいぐるみたちを
ぬいぐるみ作家のLIENさま がそれぞれ製作し展示を行いました。
そして、ドールとぬいぐるみの囁く濃密な空間で、石野竜三さまの「海の百合」朗読会が行われ、
多くの方々を物語の世界へと連れて行ってくださいました。
なんとそのドール、ぬいぐるみ、朗読会が名古屋に登場いたします!
LIENさんのぬいぐるみたちには新作の子も仲間入りし、
ドールは、初回の赤いヴァニーナ&3人のヴァニーナが一度に見られるという
またとない機会なのです!
快くヴァニーナの名古屋旅行をお許しくださったオーナーさま、本当にありがとうございます!!
そしてそして、大好評の中惜しまれつつも幕を閉じたかのように思われた「海の百合」展に
倉知可英さま × 本原章一さま のダンスパフォーマンスが加わります!!
光栄なことに、今回お二人の衣装製作をLhiannan:Sheeが担当させて頂きました*
お稽古風景を拝見させて頂いたのですが、もう素晴らしいの一言でした。
台本&演出はなんと今野編集長!
ひとつひとつ、指先の動きにまで意味を持ったダンスは一瞬たりとも目がそらせませんでした。
お二人の「海の百合」の世界観をより一層引き立たせられるような衣装になればと思います。
今回会場をお貸しくださった正文館さまは、名古屋でも知る人ぞ知る、本好きが集う本屋さんなのです!
幻想文学にまつわる展示&パフォーマンスが書店で行われるなんて・・・なんとも神秘的です。
ドール、ぬいぐるみの展示は23日より無料でご覧いただけます。
ダンス、朗読会、トークショーにつきましては、まだまだご予約いただけます!
事前にご予約頂きますと500offになりますよ*
東京は遠くて行けなかった!という方々、名古屋の千種 正文館でお待ちしております*
前回パラボリカで行われた【マンディアルグ/海の百合】展の続編となる
今回の【海の百合/コーダ(終章)】展、18日に無事最終日を迎えました。
沢山の方にお越しいただき、新しい3人のヴァニーナをご覧いただきありがとうございました!!
今回は数日間東京に滞在することができたので、在廊時に沢山の方々に直接お洋服やアクセサリーの解説をさせて頂けたり、お話をさせて頂く機会が持てたので嬉しかったです*
17日は念願の石野竜三さまの朗読会にも参加させて頂きました。
初めての声優さんの朗読会ということもあって、どんな感じなのかあまりイメージできていなかった私ですが、なんというか・・・想像以上でした!!
まず石野さまの声の美しさ、マイク無しであんなにも人の声は部屋中に鮮明にこだまするものなのかと驚きました。
男性である石野さまがマンディアルグ目線での朗読はイメージ通りだったのですが、作品中には少女ヴァニーナのセリフも度々出てくるので、どうなるのかとドキドキしていたのですが、すんなり違和感なく読み上げられていたことにも感激しました。
ヴァニーナの心情の変化によって変わる声量や話す速度、また石野さんは歩いたりくぐったりとそれぞれのシーンのヴァニーナ人形の傍で朗読されていたので、あんなにも聞く者、観る者が海の百合の世界へと入り込んで行けたのだと思いました。
途中セットが変化したり、蝋燭が灯ったり、海の音が聞こえたり・・・という演出も幻想的でした。
石野さまの本領を目の当たりにし、ますますファンになり、また尊敬いたしました!!
同じ物語の人形達と、同じ空間での朗読、本当に素晴らしかったです*
また、17日はもう一つのイベント、パラボリカのオーナー様である今野さま、石野さま、みつばちさまによる【海の百合トークショー】も行われました。
もちろんこちらも参加(お客様で)させていただきました。
が、しかし・・・・みつばちさまの愛のある無茶ぶり(笑)で、恐れ多くも私も少しお洋服について
お話させて頂きました。
海の百合展に参加している側の人間のはずなのに、皆様のトークはどれも目から鱗な事ばかりで、ずっと「なるほど!」「へー!」とブツクサ言いながら聞いておりました笑
特に印象的だったのが、今回の展示会場に設営についてでした。
今回お人形をセッティングさせて頂いた台なのですが、想像よりはるかに高めに設けてあり、
設営当初、みつばちさんと「思っていたより高い!」と驚いていたのですが、実は朗読会で石野さまがヴァニーナと並んだり重なるように朗読される際、目線が同じになるように計算されていたとのことでした。
お人形は圧倒的に人間より小さい存在なので、低いところにいたら石野さまが巨人の様に見えてしまい、観客がイメージしにくいということまで実は考えられていたのです。
また、観客が席に座って観る際、机の面が見えない高さ、丁度線に見える高さでもあるとのことです。
流石舞台美術を経験されている今野さま、そして本原章一さまです。感動です!泣
あと、今回のトークショーでの皆さまに着て頂くお衣装を、僭越ながら製作させて頂きました。
皆さま本当にお似合いで、素敵に着こなしてくださって本当にありがとうございました!!
皆様それぞれ海のイメージのモチーフとなっており、今野さまが蛸(私には海に住む主のような存在に思えたのです)、石野さまが鱗と珊瑚、みつばちさまがオウム貝をイメージしております。
最後に皆様とお写真まで撮らせて頂いちゃいました*
撮影者はちいこさん*さすが美的センスに溢れてみえます!
なんだか家族写真の様でもあります*素敵に撮って頂きありがとうございました*
そして、後で今野さまに伺ったお話によると、今回髪を金髪からアッシュブラウンに染められたのは私の衣装に合わせる為だったとのこと・・・嬉しすぎです・・・泣
尊敬して止まない、私にとって神様の様な存在である今野さまからのありがたいお言葉、一生宝物にさせて頂きます!!
そしてそして、最後の二日間(17,18日)はトークショーに合わせて前回の真っ赤なヴァニーナも特別に展示させていただくことができました!!
オーナー様、大切な子を有難うございました*
今回は座っての展示となっており、また新鮮でした。前回はヴァニーナの周りに風景なども作りこんであって少し離れたところでの展示だったので、今回皆様に間近でご覧いただけたのも嬉しかったです*
赤いヴァニーナは私にとって初めて携わった子なので、やっぱり特別な存在です*
今回の【海の百合/コーダ(終章)】展では前回より更に海の百合のお話を皆様に知って頂ける展示となって本当に良かったです*
私自身ももっともっと海の百合が好きになりました。
お人形を製作してくださったみつばち@babybeeさま、またまたご一緒させて頂きましたLIENさま、
石野竜三さま、今野さま、設営をしてくださった本原さま、パラボリカのスタッフの皆様、
そしてヴァニーナに会いに来てくださった方々、本当にありがとうございました!!
次は名古屋でも朗読会決定いたしました*
ホームである名古屋で、あのすばらしい朗読会を沢山の方にも観て、聞いて頂けると思うと本当に本当に嬉しいです!!
名古屋で舞踏家の本原正一さまのパフォーマンスも必見です!
もちろんヴァニーナたちも展示されます*
【告知】
parabolica-bisプロデュース、マンディアルグ「海の百合」朗読会&海の百合をモチーフにした新作デュオ
脚本・演出:今野裕一/朗読:石野竜三/出演:倉知可英×本原章一/衣裳:Lhiannan:Shee
8/24(金)ソワレ+25(土)マチネの予定/ちくさ正文館書店本店 2Fホールにて
詳細が分かり次第、また改めて告知させて頂きます*
【海の百合/コーダ(終章)】展 いよいよ6/1よりスタート致しました*
30,31日と2日間に亘ってもりもり搬入して参りました!
前回とはまた一味も二味も違った展示方法で、とても素敵に展示できました*
ちょこっとだけお写真公開です!
《 少女のヴァニーナ 》
「海の百合」の冒頭での、友達のジュリエットと泳いだり、
浜辺で昆虫を捕まえて遊ぶ奔放なヴァニーナ。
彼に出会うまで異性を寄せ付けようとしなかった少女時代・・・
重なり合うフリルやレース、パニエで大きく膨らみを持たせたスカート、
大きなリボンなど、少女の象徴となる様なディテールをふんだんに施しました。
少し汚れた裾や虫柄のジャガードリボンは、ヴァニーナのもつ独特の[毒]を表しています。
スカートから垂れ下がるパールや散りばめられた無数のビーズは、滴る海水や水しぶきなのです。
《 裸を見せるヴァニーナ 》
彼を部屋に呼び寄せ肌を露わにするが、決して触れさせようとしないヴァニーナ。
この印象的なシーンは一番エロティックで、大胆で、そして突き放すようなインパクトのある衣装が相応しいように思いました。
しなやかでとろみのある柔らかな生地を幾重にも重ねることで、裸より裸のような生っぽさや、火照って熱くなった体温を表現しました。
骨や内臓の様にも見えるディテールは、彼に身体をさらすだけでなくその大胆な行為によって自らの肉体を意識し、魂を感じ取ったヴァニーナの心の表れです。
《 儀式に向かうヴァニーナ 》
「バラのように花開く若い肉体が、素肌に透き通った鎧をつけているような、挑発すると同時に禁じられたもので・・・」という表現が印象的だったので、
骨組みだけのコルセット=透き通った鎧 をイメージし、金属で仕立ててみました。
この場合の鎧は相手を挑発すると同時に、自らを捧げますという降伏の表れでもあるのです。
ヴァニーナが自ら儀式の色に相応しいと選んだ黒を基調に、より厳かな雰囲気が出るよう繊細なレース生地や透け感のあるロングスリーブ、ロングスカートにベールをコーディネイトし、コルセットから垂れるチェーンの先には、血のような深い赤色のクリスタルが揺らめきます。
コルセットと同様、金属で出来た百合の花もヘッドにあしらいました。
今回は同時開催でLhiannan:Sheeのアクセサリー&洋服の販売もございますので、カフェスペースの一番丸窓寄りのスペースを大きくお借りして展示させて頂いてます。
木の枝や蔓が絡み合ったり、苔を生やしたり動物がいたり・・・妖精の潜む森の空間を作りました*
スタッフさまにお願いして、お洋服をかけるラックも吊るしていただきました*(お気に入りなのです)
アクセサリーもお洋服も一点ものばかりで、今回の「海の百合」展を記念して限定アイテムも幾つかございます。
今回は、初めての試みで、ドールと人とが共有できるアクセサリーを製作いたしました。
儀式に向かうヴァニーナのコルセットは、実はブレスレットとして人が身に着けることもできるようになっています。
ドールと人との間を繋ぐ、大切なものになれたらと思います。
パラボリカ・ビス様にて2月に開催された幻想の書架「マンディアルグ/海の百合」展ですが、
再びみつばち@BabyBee様と一緒に新たな3体のヴァニーナをお披露目することが出来る事となりました*
また、今回は同時にカフェスペースにてLhiannan:Sheeのアクセサリーとお洋服も展示販売させて頂きます!
そしてそして、なんと同時開催で声優の石野竜三さんによる「海の百合」朗読会も開催されます!!
海の百合のストーリーをまだご存知でない方必見です*
朗読会と同じ空間に、ヴァニーナ達が佇んでいるのを想像するだけで鳥肌ものです・・・
なんて素敵な企画でしょう!!涙
大好きな場所で、大好きなみつばちさん、LIENさん、石野さんとご一緒出来て本当に幸せです*
お誘い頂きました今野編集長、本当にありがとうございます!!
どっぷりと海の百合の世界に浸かりながら、沢山の表情を持つヴァニーナと毎日向き合っております。
色々なヴァニーナを皆さんにご覧いただけるのがとても楽しみです*
以下詳細です!
↓
http://www.yaso-peyotl.com/archives/2012/06/coda.html
みつばち@BabyBee × Lhiannan:Shee/LIEN
2012年6月1日[金]~ 6月18日[月]
■月~金/13:00~20:00 土日祝/12:00~19:00
イベント中は、展示をご覧頂けませんので、ご注意ください。
幻想小説の名作であり、雑誌『夜想』を創刊させたマンディアルグの『海の百合』
ーーもう一度、懐に慈しみたいという思いにかられ、『海の百合』をイメージした展覧会を2月に開催しました。
みつばち@BabyBeeはキュートでエロチシズムを醸し出す少女ヴァニーナ(衣裳・Lhiannan:Shee)を誕生させ、また、 LIEN / Rico*(vanilatte) / michiru(babydow) の三人のコラボレーション作品は、ドールのボディにぬいぐるみの頭という不可思議な魅力をもつ作品群を生み出しました。それは、郷愁的な想いなど遥かに越えて、かつてない創作の領域を現出させたのです。
未来に向けた作品を作ってくれた作家たちをレスペクトし、
前回の展覧会をさらに豊かに展開した『海の百合/コーダ(終章)』展を開催します。
みつばち@BabyBeeは、ひとりずつ異ったメイク、異った服のヴァニーナのドールをリリースします。衣裳は、前回と同じくLhiannan:Sheeです。
Lhiannan:Sheeはカフェで衣裳を含めたアクセサリーなどの展覧会を行います。
そしてLIENは、前回の意欲作をさらに展開させた海の百合のぬいぐるみ作品を3体発表します。
ドールとぬいぐるみが密やかに囁く空間で、
声優・石野竜三が、『海の百合』の朗読・パフォーマンスを行います。
『海の百合』朗読・パフォーマンス
■演出・構成 今野裕一
■出演・朗読 石野竜三
■テキストレジメ 石野竜三+今野裕一
日程
09日[土]19:00
10日[日]15:00/19:00
15日[金]19:00
16日[土]15:00/19:00
17日[日]15:00
■各回・限定30名
■料金 2000円
トークショウ 今野裕一 石野竜三 みつばち@BabyBee 他
■6月17日 17:00
■料金 1500円
イベントについてはこちらのページをご覧ください。
★限定チケット(マンディアルグ『猫のムトンさま』付)1000円
ペヨトル工房が1998年に刊行した『猫のムトンさま』がついたチケットです。
アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ■著
ピエール・アレシンスキー■挿画
黒木實■訳
★経年変化で、カバー、帯など焼けていますが、古い本ゆえ、ご理解下さい。
『猫のムトンさま』1600円+入場料500円のところ、1000円のお得なチケットです。
本がなくなり次第終了です。
Online Shopでお求め頂くか、パラボリカ・ビスまでお問い合せください。
Online Shopの発送は5月上旬より。只今ご予約受付中です。
3月19日に「海の百合」展 無事終了致しました*
今回の展示では、本当に初めての事ばかりで戸惑う事もありましたが、
終わってみると、本当に楽しかった!! という言葉しか出てきません。
本当に素敵で、夢の中の様な展示でした*
お声かけくださったみつばちさん、そして関わって頂いた全ての方々に
心より感謝致します。
また、足を運んでいただいた方々、応援してくださった方々も、
本当にありがとうございました。
今回みつばちさんとのコラボで産まれた「海の百合」の主人公 ヴァニーナ。
毎日思いをはせながら、ひと針ひと針縫いあげ、全ての生地を手染めして、
99粒の真っ赤なクリスタルと沢山のビーズを散りばめました。
真っ赤な色は、ヴァニーナの焦げるように熱くなった 心の色
アシンメトリーなシルエット、可愛い様で危うげな大胆さを交えたディテール、左胸から溢れだす99粒のクリスタル
少女と大人の狭間の不安定さ、そしてヴァニーナの心の揺らぎを表現しています
そしてP.P★★★CRYSTAL AEGさん製作による硝子の百合
硝子の欠片を散りばめた海
AEGさんに出会って、硝子の持つ表現力の無限さに驚きました。
展示中は他にもグラスや蝋燭立て、海の欠片などの販売もされていて、
硝子の持つ曲線美、透明感、そして初めて見る斬新なフォルムにうっとりしてしまいました*
ヴァニーナは、見る人が覗き見でもするような、カーテン越しの秘密めいた展示方法でした
そしてマンディアルグの関連書籍、絵画(それとも刺繍?)も展示されておりました
そこで戯れるmantamさん
今回の素晴らしい展示の設営をしてくださいました
ご一緒したLIENさん製作のかわいこちゃん
この子色味といいおしりといい、本当にタイプでした*
今回は、兼ねてより大ファンで尊敬致しておりましたみつばちさんとの
念願かなっての初コラボが実現でき、本当に幸せでした*
初のお人形服をみつばちさんと、
そして大好きなパラボリカと関われたことは一生忘れません。
また、今回のテーマ「海の百合」が今野さんにとっての思い出深い作品であったこと、
夜想の原点のような作品であったということも感慨深い展示となりました。
そして私はもっともっと・・・海の百合の世界に浸りたいと思うのでありました。