【 少年とウサギ展】第一会場

 

11月8日より開催されました
パラボリカ・ビス 「 少年とウサギ展 」

Lhiannan:Sheeが参加させて頂いておりました【第一会場】は11月25日に無事終了いたしました。
お越しくださった方、また作品をお迎えくださった方々、有難うございました。

今回出展させていただいた「少年の為の5つの釦」。
錚々たる顔ぶれの作家様方の中、私はどうしようとちょっとはじめは悩みましたが
少年。そしてウサギ。
そのイメージだけに囚われない、こんな私でも、私にしかできない表現方法がきっとあるはず・・・・
そう思ったとき、ふっ…とすぐ浮かんできたのが今回の作品でした。

実は家族が動物嫌いなため、今までペットを飼ったことがない私は、
小さいころから本当に兎が好きで好きで触れ合いたくて、表が苦手な性格なのに飼育委員長になったりもしました。

将来の夢をクラスのみんなが「セーラームーン」とか「ケーキ屋さん」と書いている中、
「 う さ ぎ 」と書いて先生にも家族にも笑われ、毎日にんじんを食べればいつか兎になれると思った私は
いつも親におねだりして生にんじんを食べていました。
(私の中のルールで、それは絶対にマヨネーズやドレッシングなど味をつけてはいけないというものでした。笑)

そんな私の中で特別な存在だった兎。
大人になって沢山の動物の存在を知り、ちょっと影に身を潜めていた頃に今回の展示のお誘いを頂き
子供の頃の記憶が蘇ってきました。

 


 

今回の作品について少し紹介させていただきます。

【Fünf Knöpfe. / 少年の為の5つの釦】

これは少年Arne(アルネ)と兎のLu(ルー)の物語に基づいて製作しました。
死んでしまったLuは少年にとって親友であり分身であり、恋人のような存在でした。

そんなLuといつまでも一緒に居たかった少年は、
5つの釦の中に大切な形見と思い出をそれぞれ封じ込めました。

成長してたとえ服を仕立て直しても、釦はずっと大きさを変えないであろうと
少年なりに、釦にするのが最適と思ったからです。

 

第一釦・・・Luの赤い瞳
第二釦・・・Luの前歯
第三釦・・・Luの毛皮と水色のリボン
第四釦・・・Luの遺骨
第五釦・・・二人の宝物

(また後日画像貼らせて頂きます。)

釦ということで、すべて木箱に納められているのですが
ビスの方に無理を言って、縦に5つ並べてもらう形での展示となりました。

扉のような木箱のふたを開けると・・・
中には少年の釦とタイトルが収まっています。

 


 

自分を見つめ直すこともできる、とても素敵な展示に参加させていただき
本当に有難うございました。

引き続き【第二会場】【第三会場】は12月2日まで開催中です。

そして・・・
11月29日からは「 夜想#少女展 」が開催されます。
数日間だけ少年と少女、両方の世界を覗くことができるのです。
なんて素敵・・・!

少女展につきましては、
また改めて書かせて頂きますね。

 

「少年とウサギ展」
大好きな作家様方とご一緒できて幸せでした。

お誘いくださいました今野編集長、
またご一緒させていただいた作家の皆様方、
本当に有難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

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